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京都を拠点に活動する琴奏者・島崎春美のブログです。生徒さまへのご指導の他にも、各種パーティー、結婚披露宴への出張演奏を行っております。築110年の京町家「筝春庵(soushunan)」での1日お琴体験レッスンも行っています。母、錦綾子とともに「琴綾会」を主催、京都池坊「こころホール」にて生徒さんと演奏会を開いています。世界遺産・下鴨神社 専属演奏家、輪違屋・島原太夫 専属演奏家。ギターとのDuoをはじめとするジャズユニットMETIAにて、ドラムや尺八との和洋折衷セッションも行います。

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2012年11月14日水曜日

京都 琴(箏)だより (京都の老舗、洛趣会)


京都は古くから続く老舗のお店が多い所です。毎年この11月3日4日にお寺を展示会場として老舗の名店の夫々の御自慢の贅を尽くした発表会のようなものが行なわれています。古く昭和三年より始まり今年で80回となるこの「洛趣会」ですが今年は浄土宗大本山のくろ谷金戒光明寺でありました。扇子の「宮脇」、お茶の「一保堂」、懐石の「辻留」、五色豆の「豆政」、菓子の「とらや」、お香の「松榮堂」、呉服の「千總」など有名なお店ばかりですので展示してあるものも素晴しいものばかりです。母の先生が八ツ橋の「聖護院」さんに展示用の箏を貸されているという事で楽しみにして行きました。等身大の人形の検校さんがお琴を弾いてられるという設定でしたが、かなりインパクトのある展示となっていました。箏も素晴しい高価な箏でしたし訪れたお客様達も珍しそうに見てられました。皆さんもご存知かと思いますが八橋のお菓子は箏の形を真似て作られたお菓子ですので今年はそのいわれをテーマに使って展示された様です。夫々が素晴しく感心しながら見せて頂きましたが私がこの日一番驚いたのは、お寿司の「いづう」さんの巻き寿司と押し寿司でした。まあ切り口が鮮やかでお米の断面がものの見事に切れてあり、それはそれは綺麗です。どんなに手入れの行き届いた包丁なのでしょうか。巻き寿司を作ったことのある人ならわかると思うのですが巻き寿司の中心にある椎茸の位置配分が寸分の狂いもありません。押し寿司も見事で海老などがのった美しい寿司の姿?にプロのお仕事の見事さを感じ感銘を受けました。本当に夫々が素晴しいものでしたので、1日見ていても見飽きることがないと思いました。伝統の技を継承していくことは大変なことだと思いますが時代が変わっていっても素晴しい技をどうか残して次世代に繋げて頂きたいと感じました。

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