ブログの説明です

京都を拠点に活動する琴奏者・島崎春美のブログです。生徒さまへのご指導の他にも、各種パーティー、結婚披露宴への出張演奏を行っております。築110年の京町家「筝春庵(soushunan)」での1日お琴体験レッスンも行っています。母、錦綾子とともに「琴綾会」を主催、京都池坊「こころホール」にて生徒さんと演奏会を開いています。世界遺産・下鴨神社 専属演奏家、輪違屋・島原太夫 専属演奏家。ギターとのDuoをはじめとするジャズユニットMETIAにて、ドラムや尺八との和洋折衷セッションも行います。

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2014年6月29日日曜日

京都 琴(箏)教室だより (頑張り屋さんのお母さんです)


5月に行った私達の門下の演奏会に9月に二人目のお母さんになる方が尺八で参加して下さいました。披露宴演奏に行った下鴨神社で新婦さんのお友達であったこちらの方と是非「春の海」を演奏して欲しいのです、という新婦様の強いご希望でご一緒し仲良しになりました。まだお子さんが2歳と小さくて「練習しようとすると楽器を取りに来たりして邪魔をするので座って吹けません、いつも立って練習しています」とのことでしたが「春の海」を一度当日までに合わせ練習しましょうということで遠く大阪からおチビちゃんと一緒に家へ来られた時は譜面を置いてられましたが当日は暗譜をされておりました。高齢のお姑さんとお住まいが同じですので日中はずっとご一緒と伺いお偉いなあと思っていました。「大学生の時からクラブで邦楽の尺八が好きになりずっとどんな時も大好きな尺八を吹いていました。今はほとんど練習出来なく人前で吹けなくて寂しいのです・・・」と話されていたのを思い出し今回お声かけして吹いて頂こうと思いました。「この曲がとっても綺麗な曲で大好きになりました」とのことでしたが会の時も最初の練習の時にもう譜面を外されており驚きました。何となく覚えることは出来ても暗譜するということは大変な労力がなくてはとても出来ることではありません、どんなに一生懸命練習されたのだろうと思うと私は涙が出そうになりました。芸に対する真摯な姿に心が熱くなります。介護の資格をお持ちで施設で働いておられたそうですが大変心優しい方です。おチビちゃんが増えますので又、より一層お忙しくなられるでしょうがご事情許せば又、ご一緒しましょうねとお約束しました。

2014年6月27日金曜日

京都 琴(箏)演奏だより (京都 下鴨神社直会殿にて)


先日いつもお世話になっております下鴨神社様の「直会殿」というところへ演奏で初めて行きました。この場所があるということを今回伺って初めて知りましたが神社様曰く伊勢神宮の1993年の時の式年遷宮で解体した用材を再利用しており屋根板以外は全部元伊勢神宮の社殿のものであるということです。「直会殿」とは「神にささげた食べ物やお酒のお下がりを頂戴するところ」という意味があります。外国からのお客様をお迎えした宴でしたが本当に大変趣深い素敵なところでした。木で出来ておりますし音が良く響く造りですのでコンサートにもいいですよ、いかがですか?と神社の方に言われ「なるほどなあ」と思いました。


2014年6月22日日曜日

京都 琴(箏)演奏だより (東久邇宮記念祝賀会で)


梅雨らしい一日です。今日はホテルグランビアで「東久邇宮記念賞」を授与された秋本順次さんの祝賀会があり母と演奏に行きました。植物を育ててられる方にはお馴染の「タキイ」へ土等を搬入されており協力工場にもなっておられるという三重の伊賀の会社の方です。とても気さくな素敵な方で、おりしも家庭菜園で昨日お初のキューリを一本収穫した母は興味深くお話しをさせて頂いておりました。ホームセンターで、こちらでの土が買えるとのことでしたので今度は是非使ってみたいなと思いました。お世話されていた社員の方々なども本当にお優しい方々でしたのできっと素晴らしいものをお造りになっていると思っております。今度買いに行くことが楽しみになりました。

2014年6月17日火曜日

京都 琴(箏)教室だより (自転車だって乗れちゃいます)





暑さは少しましな一日の京都でした。今朝は「和」が大好きなお弟子さんが着物姿ながら自転車に乗ってお稽古に来ました。もともとどこへも自転車を愛用している彼女ですが今は「カッコよく着物で自転車に乗ること!」がもっぱらの課題だそうでこれからナント松尾大社へ権禰宜の方に会いに行くのに自転車で行くということですよ。浴衣はユニクロで前に買いました、お気に入りの半幅のおしゃれな帯はネットで買ってちょっと変わった結び方を本で習得、帯揚げや帯締めを考えて合わせてみました。なかなかいいですね。着物で自転車は裾が問題なのでネットで1800円で買い求めたという2部式の雨コートの下だけを穿いてちょっと一見袴風にしてみました。着物の着方も慣れてきて大したものです。いいなと感心しました。

2014年6月16日月曜日

京都 琴(箏)演奏だより (京都下鴨神社 蛍火の茶会)





「盃に 散れや糺の とぶほたる   一茶」この歌は、寛政四年の夏、小林一茶が30歳の時、下鴨神社を訪れた時に詠んだ歌です。清涼で豊富な水が湧く糺の森は様々な命を生む環境であったことがわかります。14日は「糺の森財団」主催、「裏千家今日庵」協賛の「蛍火の茶会」が下鴨神社で行われ私達は演奏をしてきました。裏千家の皆様によるお茶席は5時からですが日が暮れる時間に、楼門前東側の森の中に蛍が放流されますので大勢のお客様が来られておりました。財団の方のお話しによると今回は例年4千人位をかなり超えて来られたそうです。「十二単衣の着付けと王朝舞」などもありました。

2014年6月13日金曜日

京都 琴(箏)演奏だより (法然院・八橋忌)










梅雨の京都です。京都のおみやげといえば八ツ橋ですがこのお菓子は琴の形になぞらえて作られています。八ツ橋も元祖や本家やと色々なところが作っているようですが、やはり「聖護院八ツ橋」がもともとの八ツ橋屋さんです。今日はその聖護院八ツ橋さんが毎年法然院で、なさっている「八橋忌」の行事がありました。法然院は高台にありますので京都の地がお部屋から見下ろせます。夏のしつらえの素敵なお部屋でお茶を頂きますが、この時だけに出される紅葉の形の八ツ橋は緑色のものが生八ツ橋、茶色のものが焼いた八ツ橋と違う食感を感じることが出来ます。偉大な作曲家である八橋検校を偲びながら弾きました。緑の中で季節の流れを感じます。

2014年6月8日日曜日

京都 琴(箏)教室だより (お琴体験 アメリカから)


梅雨に入った京都です。今朝はお友達の京大生の横田君がアメリカから友人が遊びに来ているので、ということで二人で箏春庵へ来られました。楽器は何もしていないけれどDJやパソコンで作曲の仕事もしていますということで音楽が大好きとのことです。「お琴体験」をして貰いました。アメリカはコロラドに住んでられるそうですが現地は自然が一杯で5000メートル級の山も沢山あり、1年を通して寒いとか。そんなコロラドが大好きなんだそうです。「上手に弾けたら合奏しましょう」と言って弾いて頂きましたが、なかなかいい音で弾かれてちゃんと合奏までいきました。左手で一生懸命リズムをとって頑張って練習されました。私の演奏も喜んで下さって「京都のいい思い出になりました、いい先生」と褒めて下さり私も楽しい思い出になりました。明るく楽しい好青年です。横田君のところへ3泊されています。横田君は9月からオランダへ1年間留学されます。お若い方は夢が一杯、いいですね!