ブログの説明です

京都を拠点に活動する琴奏者・島崎春美のブログです。生徒さまへのご指導の他にも、各種パーティー、結婚披露宴への出張演奏を行っております。築110年の京町家「筝春庵(soushunan)」での1日お琴体験レッスンも行っています。母、錦綾子とともに「琴綾会」を主催、京都池坊「こころホール」にて生徒さんと演奏会を開いています。世界遺産・下鴨神社 専属演奏家、輪違屋・島原太夫 専属演奏家。ギターとのDuoをはじめとするジャズユニットMETIAにて、ドラムや尺八との和洋折衷セッションも行います。

島崎春美のホームページ←クリック                    「はてなブログ」←クリック(以前のはてなブログもご覧ください)。

左の欄はyou tube動画を並べてあります。
↓↓左欄の下のほうから(年/月)過去のブログが見れます。                      右の欄は↓春美のブログです。↓       

2013年7月23日火曜日

京都 琴(琴)だより (京都 賀茂御祖神社 足つけ神事)


暑い京都です。「土用の丑」の日は京都 賀茂御祖神社(下鴨神社)恒例の みたらし祭り(足つけ神事)が行なわれます。母と献灯させて頂いてる お提灯がありますので今年も行かせて頂きました。 夜は風情もありますが私達はお昼に行きました。日曜日ということもあり、まあ大勢の方が来られておりました。神社様に伺ったところ御手洗池に沸き出でる水の量は今年は特に多いということでしたが大人の膝上位の水位の水に入りますと驚くような冷たさです。おロウソクを頂き池を進んで最後に献灯し池から出て御神水を頂きました。「先生のお提灯はこちらですよ」と教えて頂いたりご親切にして頂きました。夜はもっと大勢の方がおみえになったそうですが夏の風情を感じる京都らしい神事でした。

2013年7月21日日曜日

京都 琴(箏)だより (お琴体験・教員採用試験で)

「箏春庵」でしている「お琴体験」ですが昨日は来週ある教員採用試験の為にどうしても「さくら」を弾けるようにお願いします、というご希望でしたので自宅教室で頑張ってご指導させて頂きました。「さくら」を弾くということよりも一体その試験で使われる箏の状態がどうなっているのかということが問題ですが、わかりませんということでしたので調弦をご自分でとれる様にする必要があると思いました。幸いにも幼少よりずっとピアノを習ってられて絶対音感もある方でしたので助かりました。ピアノなどと違い箏という楽器は最初から調弦されているものではありませんので弾く前にまず、正しく調弦が合わされていませんと何も弾けないことになります。以前は音叉や調子笛などで一音基音を出し其れをもとにして和音などで合わせて自分の耳だけを頼りに音を合わせていくしか方法がありませんでした。今はチューナーという便利なものが存在しますので一音づつ目で確かめながらとっていけば必ず正しい音がとれるようになりす。それでも試験となると時間がかかり過ぎますといけませんし敏速に行なう必要があります。以前一度だけ、お琴を弾いたことがある方でしたのでまあ一生懸命教えていたら何とか調弦と演奏が出来る様になりました。もう試験まで日も無くお家に箏もありませんので条件は非常に厳しくはありますが、色々なお話しを伺いましたらご病気をされてその後、大変過酷な日々を過ごされているにも関わらず強い志を持って懸命に前向きに生きてられる素晴しい方でしたので、きっと上手く弾けると確信しました。まだ19歳ですのに本当にお偉いと感心します。自分が同じ年齢だった頃、いいかげんに過ごしていたことを恥かしく思いました。大丈夫、自信を持って試験にチャレンジして下さいね。ご健闘を祈ります。

2013年7月19日金曜日

京都 琴(箏)教室だより (おすすめ京都体験)

今日は少し過ごし易い感じがする京都でした。京都の体験で色々と面白い試みをされている「おすすめ京都体験」というところへ「筝春庵」のお琴体験が掲載されることになりました。「京都体験」と言っても多岐に渡っていますので、他の施設での体験を見て面白そうだな私も行ってみたいなと思うものが沢山あります。
係りの方のお話しによれば意外にもこちらを利用される方は地元京都の方が多いそうです。驚きましたが 京都に住んではいてもこういう体験をしたことが無かったからしてみたいなという希望は多いのかも知れませんね。
http://taiken.onozomi.com/?p=1884


2013年7月18日木曜日

京都 琴(箏)演奏だより (祇園祭りによせて・蒔絵のお琴)

京都は山鉾巡行が昨日行なわれました。多くの観光の方々が動く美術館と言われる素晴しい鉾を御覧になったことと思います。先日、鉾が立っている近くの美術工藝社様の町家でお琴演奏をさせて頂きました。町家には22年前から日本におられるという外国のこちらのオーナーの方が住んでられましたが、きちんと整備された綺麗な素晴しいお家でした。中庭の奥には蔵もあり台所にはおくどさんがあり、お庭や玄関にはお客様をお迎えされる為に打ち水もされていました。夏のしつらえにしたお部屋には骨董の貴重な時計などが飾られてありましたが祇園祭りの賑わいとは違った静の空間がありこちらの所蔵の蒔絵の素敵なお琴を弾きますと自分が遠い昔の京都の人になった様な不思議な気持ちが致しました。日本文化である古き良きものを私達は持ちながらどんどん壊してしまっている今、こうして外国の方に京都の文化を引き継いで頂いていることに恥かしい思いがしました。

2013年7月16日火曜日

京都 琴(箏)演奏だより (祇園祭りによせて・町家で生け花)




京都は 梅雨が明けてから随分雨が降りました。この時期は祇園祭で浴衣姿の方をあちこちでおみかけします。「夏の涼・風・花」という催しが花道 安達流奈良支部の方々の主催で京都 木屋町にあります町家で行なわれました。主催の川本陽瞳先生は私のお花の先生でして先生がこちらの町家のジェフバーグランドさんに英会話を習われておりますのでここでの花展を企画され、お琴演奏をご依頼下さいました。安達流の初代お家元は、とてもお綺麗な素敵な方でしたが病気で亡くなられました。引き継がれました2代目のお若いお家元が東京よりお見えになりまして皆様と共にお客様の前で一つの作品を創られます。最初にお家元が生けられ次に先生方が生けられと 小さな花器を足していき最後に大きな作品が出来ました。お花の前でのパフォーマンス演奏というのは初めて経験させて頂きましたがもとは旅館であったという古い素敵な町家での和のコラボもいい感じだなと思いながら弾きました。お客様も大変お喜びになり楽しんで下さったようです。当日は急に雨が降ったり雷が鳴ったりと色々ありましたが遠くは名古屋などからも来られたというお客様は「床」に出てみたりと京都らしい風情を満喫されておりました。

2013年7月6日土曜日

京都 琴(箏)だより (箏春庵で お琴体験)


7月になりました梅雨らしい気候の京都です。今週は「箏春庵」に色々な方々が来られました。「お琴体験」は以前からしておりましたが、ここ西陣での体験ということで「筝春庵」でして頂く方が皆様に喜んで頂ける様ですのでお引き受けしております。日本古来の和楽器である「箏」ですが「箏」という字を書ける方も少なく一般の方々は多分一度も生の?箏に触れることもなく聞くこともなく、まして弾くこともなく終わってしまわれると思います。身近な楽器はむしろ洋楽器の方が親しみがあるのではないでしょうか? 箏は決して難しい楽器ではありません。昔は意識もなかった箏の音色が今は素敵な音だということに気がつきました。特別なことでなく、皆様がごく普通にこの楽器のことを受け入れて下さることが私の願いです。